国内で赤ちゃんや幼児と一緒の家族旅行、どこがいいかと言われたら「星野リゾート」と答えます。
特に家族連れをメインターゲットとしている「リゾナーレ」シリーズは、家族旅行に慣れていない人や赤ちゃんとの旅行デビューには最適!
お値段はやや高めの施設ではありますが、星野リゾートの中では手ごろな部類です。
行ける範囲にあるならぜひ検討してもらいたい!
我が家はリゾナーレ八ヶ岳2回目の滞在。
前回は2015年だったので、4年ぶり。
前回慣れない子連れ旅行でおっかなびっくり行った時も感動的でしたが・・・
子連れ旅行に慣れてあちこち行った経験のある今でも、やはりリゾナーレ八ヶ岳は最高でした!
5歳、2歳、0歳8か月の3人を連れて家族5人で2泊3日してきたレポをお届けします。
東京から電車で行くか?車で行くか?
前回は電車で行きましたが、今回は車を選択しました。
トヨタレンタカーでシエンタを借りて、子ども3人と大量の荷物を押し込みます。
直前までは電車で行くつもりだったのですが、荷物を準備しているうちに
という気分になり、急遽変更したのです。
- 2泊分、2歳児と0歳児のオムツ、全員分の着換え。
- プール遊び用の水着、浮き輪、水遊び用オムツ。
- 雪遊び用の靴、帽子、手袋などなど。
結果的には持っていかなくてもいいものもありました。
前回の記憶がまるでなく、「念のため」色々と持っていったんですよ・・・
でも、車で正解だったんじゃないかと思っています。
電車だと新宿~小淵沢間がちょうど2時間。
自宅から新宿までと小淵沢駅からリゾナーレ八ヶ岳までを合わせると3時間近くかかります。
それが、車だとドアtoドアで2時間。
移動時間は短いに越したことはないですよね。
それから、行きも帰りもうまいこと下の子たちの昼寝時間に合わせることができて、皆ぐっすりでご機嫌だったことも良かったです。
昼寝しそこなうと魔の2歳児は後が悲劇ですからね・・・
というわけで、車で行く選択肢がある人は車で行くのがおススメ。
特に、子どもが複数いて荷物が大量!という人は、車の方がいいでしょう。
さらに、5歳の長女がスキーデビューしたゲレンデまでリゾナーレ八ヶ岳から車で約15分。
ホテルの送迎バスもありますが、1時間に1~2本しかないんです。
子どものタイミングで好きに移動できたという点でも、車に一票。
前回はゲレンデには行かなかったので、この点は今回初めてわかりました。
- 車に抵抗がなくて荷物が多くて現地での自由度を高めたいなら車
- 電車の方が移動が楽、荷物はそれほどない、という人なら電車
選び方としてはこんなところでしょうか。
リゾナーレ八ヶ岳のベビーウェルカムプランは何がいい?
ただでさえ子連れに優しくて感動もののリゾナーレ八ヶ岳ですが、「ベビーウェルカムプラン」と「キッズウェルカムプラン」というのがあります。
今回我が家は「ベビーウェルカムプラン」を利用しました。
- おしりふき
- おむつ用ゴミ箱
- おもちゃ(ブロックがありました)
- ベビーベッド
- ベビーソープ(泡のタイプ)
- ミルクポット
- タオル多め
- マットレス直置き
- イルマーレ(屋内プール)フリーパス
このプランの特徴はこんなところでしょうか。
お尻ふきという消耗品はもちろん、ベビーソープを持っていかなくてもいいのは助かります。
おもちゃも、上の子たちは入った瞬間に飛びついて遊んでいました。
スタンダードトリプルの部屋だったのですが、ベビーベッドなどがあっても別に狭く感じるようなことはなく、とても快適でした。
子連れにはタオル多めなのも助かるポイント。
子ども用ルームウエアや子ども用歯みがきセットもありました。
歯みがきセットの中の歯みがき粉は幼児にはややからかったので、注意してくださいね。
そして、靴を脱いであがるスタイルの部屋だったので、ハイハイ期の次男も床に置けてよかった~!
ベビーベッドはつかまり立ちして転落する可能性があったので、完全に目を離すことはできなかったんですよね。
こういうちょっとした設定が助かるんです。
子ども用のスリッパも(次男の分まで笑)ありました。
子どもってこういうの喜びますよね。
そして、我が家はすっかり忘れていたのでもったいないことをしたと後悔しているのがプール「イルマーレ」。
全天候型の屋内プールで、ホテル併設の施設としてはこれまで行ったどこよりも充実しています。
宿泊者以外も利用可能で、宿泊者でも通常はお金がかかるんです。
利用料金は以下の通り。
【宿泊者】
大人1,500円、4歳~小学生750円、3歳以下無料
【日帰りの場合】
大人2,700円、3歳~小学生1,000円、2歳以下無料
我が家の場合だと全員で入れば1回3,750円かかるわけです。
それが、「ベビーウェルカムプラン」なら無料!
毎日入ったらよかったー!!
というわけで、これから行かれる人にはぜひプール「イルマーレ」を存分に楽しんでほしい!
スーパーお得ですよ!
プール「イルマーレ」の魅力は別の記事にまとめますね。
仕方ないけどここは我慢、という室内のポイント
今回私たちが泊まった「スタンダートトリプル」の場合です。
- お風呂に洗い場はない
- ルームウエアはガウン的なものでズボンはない
- マットレス直置きなのでマットレスが結構すべって動く
- ドアは内開きなので靴を脱いでの出入りに手間取る
- 洗面所のタオル置きは子どもの踏み台にはできない
1.お風呂に洗い場なし
湯船とシャワーブースがトイレと同じ空間にあります。
これはもう仕方がないことですが、いつも座って2歳児を洗っているので、シャワーブースでは泡が目に入っただのと騒いでいました・・・
次男はもう湯船の中でささっと洗ってしまいましたけどね。
2.ルームウェアはあるけどズボンはない
小さくてかわいらしいルームウエアがありますが、パジャマは持っていった方がいいでしょう。
子どもがこれだけで寝たらお腹丸出しまちがいなしです。
うちの子たちは着たがったので、持参したパジャマの上からスリーパーのごとく着て寝ました。
ちょうどよかったかもしれません。
3.マットレスは簡単にすべって動く
どれぐらいかというと、大人が激しく寝返りしたら動くレベル。
当然マットレスの上で子どもが飛び跳ねたらどんどん動きます。
あとほんの少し摩擦が大きければもっといいんだけどなぁ。
4.ドアが内開きなので靴の着脱と出入りに手間取る
靴脱ぎスタイルの宿命とも言えますが、ドアが内開きなので出入りしづらかったです。
今回大人はスノーブーツを履いていたので、余計にそう感じたというのもあるかもしれません。
ドアが外開きになるのが一番いいような気がしますが、仕方ないポイントですね。
5.洗面所のタオル台は踏み台にすると危ない
洗面所にタオルを置いてあるおしゃれな台があります。
これ、子どもが歯みがきや手洗いの時に登ってしまってから気づいたんですが、踏み台にはできません。
なぜなら、長い台の中心部分に足が寄っているため、端に乗ると台がひっくり返ってしまうんです。
ちょうどいい高さなのでつい乗ってしまいたくなりますが、注意してくださいね。
(ぜひ子ども用の踏み台をおいていただけると嬉しいです・・・)
リゾナーレ八ヶ岳のワイワイグリル:子連れおすすめポイント
今回我が家は2泊3日のうち夕食2回と朝食1回、昼食1回の計4回YYGRILL(ワイワイグリル)を利用しました。
ビュッフェレストランです。
2014年に泊まった時も使ったはずですが、その時とはずいぶん変わっていました。
まず、ビュッフェメニューだけでもかなり充実していて美味しかったのですが、料金を支払っているメンバーにはメイン料理が別に出てきました。
牛や魚など複数のメニューから一つ選ぶスタイル。
3歳以下無料なので長男と次男にはメインディッシュの提供はありません。
娘にはステーキかハンバーグ。
ハンバーグを選んでいまして、かなりボリュームがあったため半分長男にあげていました。
大人は2日目にはさらに別のメニューからメインを選ぶことができて、連日でも飽きない工夫が嬉しかったですね。
初日は牛ステーキ、2日目は鴨胸グリルにしました。
どちらもとっても美味しかったです。
そして赤ちゃん連れにうれしいポイントは、ビュッフェに離乳食コーナーがあること。
これはなかなか他では見られませんよね。
以前は市販のベビーフードを別料金で提供してくれていたと記憶しています。
おかゆ2種類、カボチャや枝豆のペースト、鶏肉や鮭のフレークなどが温かい状態で並んでいて、さすが~!と感動しました。
我が家の次男はかなりの大食漢。
たぶんレストラン中で一番あの離乳食を楽しんだのはうちの次男だと思います。
キッズコーナーもあって、子ども用のお皿やスプーン、フォーク、エプロンまで。
子どもが自分でとることもできるのは嬉しいですよね。
テーブルにはお手拭きが箱で置いてあるという至れり尽くせりなレストラン。
17時半開始の時間帯ではお客さんはほぼ子連れ。
未就学児を連れた人ばかりで、子どもの声などもお互い様なので全く気になりません。
座席の間隔もゆったりしているのでよその子に気を取られて食事が進まない、ということは・・・少しだけでしたかね。
子ども用のハイチェアはもちろん、赤ちゃん用のスイングベビーラックもあります。
お座りできない赤ちゃんでも横に置いて食事を楽しめるというのは本当にありがたい。
初日はベビーカーを持ってレストランに入りましたが、必要ありませんでしたね。
まとめると、子連れにお勧めできるポイントは以下の通りです。
- 離乳食持参不要
- エプロン不要
- ハイチェア、ベビーラックあり
- 周囲は子連ればかりで安心
- キッズコーナーあり
- 連日利用なら違うメインが選べるようになる
ここが残念ポイント?もう少しこうなると嬉しい
ワイワイグリルは素晴らしく、残念と言えるほどのことはないのですが。
計4回も利用すると少し気になるポイントが出てきたので一応記録。
我がままレベルなので決して文句をつけたいわけではないことを断っておきます。
- キッズメニューが揚げ物中心
- 離乳食メニューは固定
- 夕食にオレンジジュースがない
- 昼食はエスニックで子どもにはからかった
キッズコーナーのメニューは揚げ物中心。あとはカレー。
もちろん他の場所に野菜や色々な料理が並んでいましたが、小さい子どもの目に見える高さではありません。
子どもコーナーに少し野菜も置いてあるとなお良かったな~。
離乳食も、キッズコーナーのメニュー同様基本的には固定のようでした。
まだ0歳児ですしそんなにグルメとも思えませんが、何となく…日によってもう1品でもバリエーションがあるといいかなぁ。
あとうちの子たちはオレンジジュースが好きなんですが、夕食にはリンゴジュースかぶどうジュースしかなかったんですよね。
ブドウジュースは大人向けメニュー(別料金)のようでしたし。
オレンジジュース飲む~!と期待していた我が子は結構がっかりしていました。
どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど、『レストラン=オレンジジュース』の頭になった子どもをなだめるのはなかなか骨が折れました・・・
それから。
宿泊者の朝食は、昼食に振り替えることもできるんです。
それで3日目の朝を昼に振り替えたんですが、これが一番残念でした。
メニューがガパオ、タンドリーチキン、ナンなど全体にエスニック。
美味しいんです。すっごく美味しかったんですが・・・
子どもが食べやすいメニューがほとんどなく(いつものキッズメニュー程度)長女はちょっとふてくされてしまいました。
こんなにワイワイグリルを利用することを想定されていないのかもしれません。
ピーマン通りのお店をはじめ、ホテル外にも飲食できる場所は複数あるので、そちらを使うものなんでしょう。
朝食や夕食が感動的だったのに比べると昼食はやや残念だったかな、というレベルです。
リゾナーレ八ヶ岳の託児施設:フォレストルーム
リゾナーレシリーズの特徴の一つが、宿泊者向けに子どもを預かってくれるサービスが用意されていることです。
生後6ヶ月以上の未就学児を預かってくれます。
他のホテルでも託児サービスはあったりしますが、0歳児を預けられるのは貴重!
営業時間は8:30~17:00。
お値段も東京でベビーシッターに預けることを思えば超格安!
事前予約なら30分500円、当日予約なら30分750円です。
しかもスパ利用者はスパ時間の前後15分ずつも含めて無料。
それに、17時以降でもスパやレストランotto sette(オットセッテ)でのディナーの間なら無料で預かってもらえるんです。
オットセッテは落ち着いたコース料理のイタリアンレストランですね。
普段は子どもの世話に追われて夫婦でゆっくり食事したり、エステに行ったりなんてできないじゃないですか。
こんなところも子連れを優しく応援してくれる星野リゾートの粋なはからいを感じます。
星野リゾート、大好き!!
ビジター(日帰り)でも当日空きがあれば受付可能とのこと。※昼の部のみ
今回我が家は2日目の午前中に長男と次男の2人を3時間半預かってもらいました。
娘と夫婦でスキーに行くためです。
5歳娘のスキーデビューの話も別記事でご紹介しますね。
まだ生後8か月でわけのわかっていない次男はともかく、2歳半すぎて自我が芽生えてきている長男。
「一緒にスキー行きたい」などとごねるかと心配していましたが、まっったく問題ありませんでした!
フォレストルームはピーマン通りの建物の階段をのぼって2階にあります。
ベビーカーは1階部分に置いている人もいましたよ。
入口で私が申込書に記入している間にさっさと靴を脱いで上がり、おもちゃを広げて遊び始める長男。
中はこぢんまりしているものの清潔な印象で、ニコニコ笑顔の優しそうな女性スタッフが4名ほどはいたでしょうか。
電車や車、ぬいぐるみなどのおもちゃもたくさん。
長男は大量の電車のおもちゃに夢中で、私が退出するのに全く気付きませんでした・・・
オムツやお尻ふき、着替えなどはもちろん持っていく必要があります。
昼食をとらせてもらうつもりだったので次男の離乳食(ベビーフード)とミルク、長男の昼食(パン)とペットボトルのお茶も一緒に預けました。
長男の昼食用のパンは、ピーマン通りのパン屋さん『ぱん・パ・パン』で購入しましたよ。
ホテル内のショップにはベビーフードを扱っているところはなさそうだったので、離乳食の場合は自宅から持参する以外なさそうです。
【託児フォレストルームに持っていくものリスト】
- オムツ、お尻ふき
- 着替え一式
- ミルク、哺乳瓶
- 離乳食
- 昼食(パンやお弁当など)
- 飲み物
- スプーン、フォークなどの食器
- エプロン
- お気に入りのおもちゃ:なくてもOK
9:30から13:00まで預かってもらい、終了5分前にお迎えに行きました。
次男は床に転がっておもちゃで遊んでもらっている最中。
長男はお布団を敷いてもらってお昼寝の体勢で横になり、隣の同世代の男の子とこそこそ話をして盛り上がっているところでした。
すっかり仲良くなったようで、「またあとでね!」と言いながらお別れ。
その後再会はできませんでしたが、思った以上に満喫していて安心しました。
普段保育園ではないなど、託児に預けるのが不安な人もいるかもしれません。
でもあちこちの託児やベビーシッターを利用した身としては、リゾナーレ八ヶ岳の託児『フォレストルーム』は安心して預けられて子どもも楽しく過ごせるおススメサービスです。
迷っている人はぜひ一度短時間でも利用してみると良いと思いますよ。
利用するなら、早めの予約を忘れずに!
リゾナーレ八ヶ岳の子連れ旅行おススメポイントと注意点まとめ
最高のプール『イルマーレ』と富士見高原スキー場でのスキースクール『雪ッズ70』については、長くなりすぎるので別の記事にしていきます。
ポイントを振り返っていきましょう!
- ベビーウェルカムプランで予約すると荷物を減らせる
- 部屋の設備も子連れ向け
- ベビーウェルカムプランならプール『イルマーレ』使い放題
- ワイワイグリルには離乳食もキッズコーナーもある
- ワイワイグリルは子連れが多くて安心
- ワイワイグリルにはエプロンやお手拭き、ベビーラックなど子ども用グッズが充実
- 生後6ヶ月から格安で預かってくれる託児『フォレストルーム』
- 『フォレストルーム』は子ども自身もしっかり楽しめる場所
並べていくときりがないほどですが、特におすすめしたいポイントを厳選しました。
次に、行く前に知っておいた方がいいことについて。
- ブーツで行くと部屋に出入りするのに手間取る
- 洗面所のタオル台は子どもが乗ると危ない
- ルームウェアにはズボンがない
- ホテル内でベビーフードやオムツ、ミルクの販売はなさそう
今の時点でも他のホテルにはない心遣いやサービスにあふれています。
もしまだ行った事がないのなら、ぜひ一度訪れてみてください。
きっと星野リゾートのファンになりますよ。
今回はここまで!以上!