3児の母、ぱわまむです。
赤ちゃんの離乳食、手作りしていますか?
離乳食づくりって大変ですよね!
毎日大人とは全く別のメニューで手づくりする人もいるようですが、もうスゴイの一言です。
離乳食づくりが大好きで、赤ちゃんもたくさん食べてくれて幸せ!という人にはこの記事は必要ありません。
- 離乳食をつくるのが面倒だけど仕方なく何とか頑張っている
- どんなに頑張っても赤ちゃんが食べてくれず心が折れそう
- 市販のベビーフードを使いたいけど何だか気が引ける
そんな人たちに向けて、市販のベビーフードを使うメリットやデメリットをまとめたうえで、ベビーフードを積極的に使うことをおススメする内容になっています。
離乳食真っ最中という人はもちろん、これから始まる離乳食をどうしようかな?という人に是非読んでいただきたい記事です。
もちろん、手作りが悪いなどというつもりは全くありません。
むしろ離乳食なんていう面倒くさい(!)ものを毎日手作りするのが苦にならないなら、うらやましいというか何か特別な才能があるのではないかと思うほどです。
この記事が、毎日頑張りすぎて疲れてしまった人や、市販のベビーフードを使う理由(家族の説得などのため)を探している人の助けになれば嬉しく思います。
ベビーフードは進化している
日本のベビーフードの進化はすごいです。
便利でおいしくて栄養満点な商品を、多くの企業がどんどん開発しています。
種類が豊富なレトルトパウチタイプ
おそらく一番バリエーション豊かなのはこのタイプではないでしょうか。
7か月以降向けの商品がほとんど。
パウチから器に移して温めてあげるもよし。
出先でパウチのままスプーンであげるもよし。
完成品、つまり調理済み商品ですから、温めなくても食べることができます。
かさばらないので旅行の時にも便利ですね。
私のように料理が苦手・キライという人の手作りでは不可能なほど、多くの食材を食べやすい大きさ・柔らかさにしてあります。
味も赤ちゃんに負担のない薄味ながら、大人が味見しても美味しいんです。
市販のベビーフードの王道ともいえるでしょう。
外出先での食事に便利なランチパック・瓶詰タイプ
こちらも7か月以降向けの商品です。
メニューのバリエーションはそれほど多くありませんが、開けるとそのまま器として使える容器に入っているためとても便利。
レストランなどに持ち込んで大人と一緒に赤ちゃんも食事を楽しめますね。
パウチタイプのまま食べさせるにはコツがいりますし慣れが必要ですが、これなら誰でも簡単。
少しかさばるので大量に持っていく長期旅行にはあまり向きませんが。
こちらも温めなくても美味しく食べることができますよ。
離乳食初期から使える粉末商品
おかゆや野菜など、粉末にしてあるベビーフードにお湯を入れるだけで食べられるもの。
5か月の赤ちゃんから使えます。
お湯の量を調節することで離乳食のステップアップも楽々。
手作りでは不可能なほどなめらかに出来上がりますから、ごくごく初期でも安心してトライすることができますね。
種類色々フリーズドライ商品
粉末と同様に、お湯を加えることで食べられる状態になります。
軽量ですしつぶれても問題ないので、お湯さえあるなら持ち運んで外出先でのごはんタイムもOK。
北海道でとれた野菜をフリーズドライ加工した安全安心な商品や、鶏レバーなど自分では調理が難しいほく剤を扱った商品もあります。
赤ちゃんの貧血対策にもレバーは効果的なのでしょうが、調理となると・・・
私はレトルトパウチタイプの商品にレバーなどの粉末やフリーズドライ製品を混ぜることもあります。
市販のベビーフードを使うメリット
私の考える、市販のベビーフードを使うメリットとは以下のようなものです。
- 簡単楽チン
- 美味しい
- 栄養バランスが良く豊富な食材を摂れる
- 外出先・旅行先でも食べられる
- 災害時の非常食としても使える
1.簡単楽チン
市販ベビーフードの何より素晴らしいのは、簡単で楽にできることです。
ただでさえ睡眠が十分とれておらず本調子ではないところに、今までの人生でやったこともない離乳食づくりに取り組むことの負担は大きい。
中には苦にならない人もいるでしょうが、おそらく少数派。
赤ちゃんのお世話をしつつ掃除や洗濯、家族の夕食準備。
場合によってはトイレさえまともに行けない時期だってあります。
離乳食づくりはごく一時期だけのこととはいえ、楽にできるのならそれが一番と思っています。
私は3人目というのに離乳食づくりに関する過去の記憶がほぼなく、ベビーフードに随分助けられました。
特に上の子がいたりすると、なおさら離乳食づくりに時間をかけてはいられません。
上の子がいなくても、泣いている赤ちゃんを抱っこしたりキッチンの外で待たせたりしながら時間をかけて離乳食をつくるのは、私には負担が大きすぎました。
そこでもう割り切って考えることにしたのです。
なぜか日本では「楽をすること」「手抜きすること」は悪いことで、「苦労すること」がいいことかのように考えられがちですよね。
でもそんな非合理的な考え方に縛られる必要などないと開きなおってからは、随分気持ちが楽になりました。
赤ちゃんが食べてくれて、元気に育っていくことが一番。
食べるのは私の手作りでも市販品でも構わない。
作るのが好きで作りたいのなら手作りすればいいし、市販品でもまったく問題はないのです。
むしろ市販品を活用することで、これまで「離乳食づくり」にかけていた時間を赤ちゃんとの触れ合いタイムにしたりできて、心に余裕が生まれました。
せっかく頑張って作ったのに赤ちゃんが食べてくれない悲しさからも解放されました。
成長さえしていれば、私を含めて家族みんながニコニコしていられれば、それでいい!
私はそう考えています。
2.美味しい
ここは賛否両論あるでしょう。
市販のベビーフード、特に完成品であるレトルトパウチタイプやランチパック・瓶詰タイプは美味しいと、私は思います。
赤ちゃんの味の好みや作る側の腕の問題もあるでしょうから一概には言えませんが。
ただし1点、おかゆだけは粉末のものよりも手作りの方が美味しかったですね。
瓶詰めのおかゆは文句なしに美味しいです。
3.栄養バランスが良く豊富な食材を摂れる
初めての食材をどんどんクリアしていけば、一度に多くの食材を摂れるベビーフードのメリットが目立ってきます。
手作りするなら家族の食事に使う食材を離乳食用に一部流用することが多いですよね。
その場合、一食でそれほど多くの食材は使えないのではないでしょうか。
市販の完成品(レトルトパウチ、ランチパック、瓶詰)はここが違います。
少量ずつ様々な食材を組み合わせて作ってあるので、一品でたくさんの食材をとることができるという点でも優れていると言えるでしょう。
それはそのまま栄養バランスをとりやすいということにつながります。
4.外出先・旅行先でも食べられる
我が家は子どもが小さいうちから家族であちこちお出かけをしているので、このメリットもかなり大きかったです。
手作り離乳食をタッパーなどに入れて外出する人もいますが、本当にすごいですよね。
でも旅行など複数食分の持ち歩きとなると、手作りでは難しい。
海外など長期の旅行でも、市販のベビーフードがあれば赤ちゃんは安心していつもと同じ食事を楽しめます。
常温で保存の効く状態で売られている市販品の大きなメリットといえるでしょう。
5.災害時の非常食としても使える
市販品のもつ『常温で長期保存できる』という特徴は、そのまま有事の備えとして優秀であるということにも通じます。
この災害大国日本に住んでいる私たちは、地震や水害などで一時的に水道・ガス・電気といったインフラが止まることに備えるべきです。
そして赤ちゃんというのは、災害が起きた時に真っ先に命が危険にさらされる弱い生き物。
離乳食期の赤ちゃんは私たち大人と同じものを食べることができません。
保存食ならなおさらです。
かといって、ミルクや母乳だけでは不十分。
赤ちゃんの月齢や成長に応じた離乳食を備蓄して、一部は避難袋に入れておきましょう。
一般に備蓄品は最低3日、できれば2週間分を目安にするといいと言われていますね。
我が家では市販の完成品をいつも少し多めに買っておいて、インフラが停止しても2週間は赤ちゃんが食事に困ることがないようにしています。
赤ちゃんの成長度合いや賞味期限に応じて避難袋の中身をちょこちょこ入れ替えることも忘れずに。
赤ちゃんの命を守るために備えることができるのは、私たち家族だけです。
市販品のベビーフードを備蓄しておくだけでなく、日ごろからその味などに慣れておくことで、非常時でも栄養不足にならずにすむことでしょう。
温めなくても美味しく簡単に食べられる市販の完成品ベビーフードは、非常食としても非常に優秀だということがお分かりいただけると思います。
市販のベビーフードのデメリット
何事もメリットがあればデメリットもあります。
市販のベビーフードを使うデメリットとは何でしょうか。
- お金がかかる
- 完成品は量の調節が難しい
- 手抜き育児だと批判する人がいる
私はベビーフードのお世話になりまくっているのであまり思いつきませんでしたが、これぐらいはデメリットとして認識しておくべきでしょう。
まず、手作りに比べるとお金がかかります。
当然と言えば当然ですが。
我が家はベビーフードにかかるお金は必要経費と割り切っています。
私自身の心の余裕と子どもたちと触れ合う時間にお金を払っている感覚です。
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれ。
あなたはどうでしょうか?
それから、離乳食初期はむしろ量の調節がしやすいのが市販品(粉やフリーズドライ)なのですが、完成品を使うようになると調節は難しくなります。
どの商品も注意書きとして書いてあるのは「開封後はすぐ食べること」。
食中毒などのトラブルを起こさないためには当然とも言えます。
そのため、微妙な量の調整は難しいです。
我が家はこれで困ったことはあまりありませんが・・・
最後に、人によってはこれが最大のデメリットかもしれません。
市販のベビーフードを使うことを非難する人というのがいます。
赤の他人のこともあれば、配偶者や親のこともあるでしょう。
そんなことは気にならないという人はどんどんベビーフードを活用していきましょう。
気になる人も、先にあげたメリットの部分を教えてあげれば、多少なりとも理解が得られやすくなるのではないかと考えています。
そもそも、離乳食を手作りするかベビーフードにするかで悩んでしまうのは、誰より赤ちゃんのことを真剣に考えているからこそ。
文句だけは言うけれどあなたの代わりに手作りはしてくれない、という人の言うことなど聞く必要はありません。
あなたも赤ちゃんもニコニコしていられるのが一番大切です。
最後に
ベビーフードを使おうが手作りしようが、赤ちゃんが元気に育っているのなら本来はどちらだっていいこと。
ですが色々言われたり後ろめたく思ったりする人がいるのも事実です。
使いたいけど、どうしようかな…と悩んでいる人の背中を押すことができればこんなに嬉しいことはありません。
私としては、非常食としても使えるというメリットがあるので、どんな家庭でもある程度は市販品を活用するのがおススメ。
それぞれのライフスタイルに合ったベビーフードの使い方を模索していくための参考になれば嬉しいです。