生活の工夫 PR

産後ドゥーラって何?いくら?産後ケアを実際に利用した体験談

産後ドゥーラ体験談
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは。ぱわまむです。

3人の未就学児を育てているワーママです。

産後ドゥーラって聞いたことありますか?

私は3人目の妊娠中に、産後ケアについて調べている時に知りました。

うちは夫婦どちらの実家も頼れる状況ではありません。

2人目の産後は夫が1か月ほど育休を取ってくれたので乗り切れたのですが、3人目産後には育休がとれそうにありませんでした。

当時4歳と1歳の子どもたちを見ながら働く妊婦生活をするだけでも、結構な負担だったんです。

こりゃ産後に私やベビーや上の子たちのケアをする人手がいるな・・・と思いました。

それでネットで調べていたときに知ったのが産後ドゥーラ。

まだあまり知られていないようですが、実際体験してみたので産後ケアについて検討している人の役に立てばいいなと記事にしてみました。

そもそも産後ドゥーラとは

産後ドゥーラ一般社団法人ドゥーラ協会のHPより

一般社団法人ドゥーラ協会という団体があります。

そこのホームページによれば、産後ドゥーラとはこんな人たち。

産後間もない母親に寄り添い、子育てが軌道に乗るまでの期間、日常生活(くらし)を支える専門家(一般社団法人ドゥーラ協会HPより)

別の表現では、こんなふうに言っています。

産前産後の女性に寄り添い、母親とくらしを支える人。それが「産後ドゥーラ」です。(一般社団法人ドゥーラ協会HPより)

産後だけでなく産前から利用できるんですね。

ドゥーラの語源はギリシャ語とのこと。

アメリカなど西洋で産前産後の母親を助けるために生まれた仕事のようです。

日本でもやっとベビーシッターや家事代行が普及しつつありますが、産前産後の「母親」のケアをしてくれるサービスって他にはないんではないでしょうか。

ワンオペや核家族では母親のケアはできないか、後回しになりがち。

母親だっていたわってほしい!

何より、産後ボロボロの体で上の子たちの面倒を見ながら新生児のお世話なんてしてたら、冗談抜きで死んでしまうかもしれない!

という考えで、育休がとれず後ろめたい夫の後押しも得たので、ここはお金を惜しまないことにしました。

産後のつらさを甘く見ると命を縮めかねません。

ですから、私個人の努力や根性ではなく、外部の助けを借りる、という手段をとることにしたのです。

ドゥーラの見つけ方

手で作った輪から両目を見開いてのぞく女性

東京都内に限った話ですが、参考になる人いるかな。

私が調べた範囲では、ドゥーラに依頼するルートは結構限られているようでした。

  • 一般社団法人ドゥーラ協会経由で個別に依頼する
  • キッズラインに登録しているドゥーラに依頼する
  • 個人でやっているドゥーラを探して依頼する

私が検討できたのはこの3パターンだけでした。

基本的にはマッチングサービスですよね。

あ、キッズラインというのはベビーシッターのマッチングサービスの名称です。

家事代行に加えて、ドゥーラサービスの提供もしています。

ドゥーラ協会も、キッズラインも、自分でいろんな人のプロフィールを見たりして、選んだ人に依頼するシステム。

この人がいいな、と思っても、遠すぎたりスケジュールがうまったりしていると依頼できません。

他の利用者からの評価なども見て参考にできるのは助かるポイント。

ざっと見た範囲では、費用は1時間当たり3000円以上の設定ばかりでした。

1回あたりの依頼は3時間以上、という場合が多く、すると1回9000円~。

たっかいですよね~。

いやいや、お金はおしまないことにしたんでした。

いのちだいじに!

私は結局、キッズラインで見かけた人が個人でやっているサイトを発見しまして。

そっちから依頼したほうが若干安かったので、個人サイトへ申し込みました。

ドゥーラに何を頼んだの?

ベッドの上でエアメールを持つ女性

退院後の私とベビーのケア、家事の一部、上の子のお世話の一部を依頼しました。

これをワンストップでお願いできるのがドゥーラの一番のメリットだと思います。

  • 授乳以外のベビーの世話を丸っとお願いして、私は別室で寝る
  • ベビーの沐浴
  • ベビーが寝てれば掃除や洗い物、洗濯物たたみなどの簡単な家事
  • 上の子の保育園へのお迎え
  • 料理
  • 私のマッサージ

日によって依頼内容は違いますが、だいたいこんなことを頼んでいました。

一番ありがたかったのは、睡眠時間を確保できたことですね。

抱っこマンかつ寝ないボーイだった次男も、ずっと抱っこしてくれる優しいおばちゃまのおかげで大人しくしていてくれました。

ベビーシッターは新生児NGだったり、親が在宅ではNGだったり、家事NGだったりします。

上の子の送迎は当然別に依頼が必要。

母親のマッサージなんてベビーシッターや家事代行の範囲では誰もしてくれません。

あちこちのサービスを組み合わせることももちろんできるんですが、産後の思考力が落ちた頭でアレコレ外注の手配をするのがまずイヤだった。

産後ドゥーラは決して安くはありません。

それでもワンストップで依頼できて、母親中心(ここ大事!)で助けてくれるというありがたいサービスでした。

ドゥーラ、どれぐらい依頼した?いくらかかった?

両手の上にあるブタの貯金箱

産後の肥立ちという言葉があるように、産後の母親のからだは普通ではありません。

長い目で人生をみたとき、将来の思わぬ不調の原因にもなりかねないので、産後すぐは寝たままで過ごすのがいいと言われていますよね。

産後最低1か月、1か月健診までは少なくとも頼みたい。

できれば8週間ぐらいは誰かに助けてほしい。

そんな気持ちでサービスを依頼しました。

私の場合ですが、参考にしてみてください。

  • 退院後3週間:週3日、1回3~4時間
  • その後2週間:週2日、1回2~3時間

合計5週間ですね。

入院期間があるため、産後からのカウントでいくと産後6週間まで利用しました。

家族全員分の料理を2日分作ってもらったりしたこともあります。

あと、沐浴をやってくれるのが地味に助かりました。

ベビーシッターだとオプション料金がかかったりしますよね。

ドゥーラの場合は通常基本業務に含まれるようでした。

ざっと計算してみたところ、全期間ドゥーラサービスに支払った金額は10万円以上です。

夫が育休(有休でもいい)をとっていれば必要なかった出費ともいえます。

休みをとらず、産後間もない妻ひとりに子ども複数の世話や家事をやらせるなら、これぐらいは気持ちよく出してほしいものです。

世の夫たちよ。

10万円を産後の妻と子どもたちの命と健康のために出すか、休みとるか、どっちか選ぼうぜ。

助けてもらっといて言うのもナンだけど、赤の他人より夫の方がいいんですよ、結局は。

ワンストップで頼めるとはいえ、着替えどうするとか食材は何使うとか、何がどこにあるとかは私が指示するしかないわけですし。

毎日頼んではいないわけですから、つらい日だってあるんです。

「ずっとひとりぼっちではない」っていうのが救いでしたね。

眠れないのがつらい、夫以外の大人と話せないのがつらい。

この両方をドゥーラは解決してくれました。

産後ドゥーラはこんな人におすすめ

  • 夫や家族を頼れない人
  • 他人を家に入れるのに抵抗がない人
  • とにかく自分の体調を回復させたい人
  • 上の子がいて自分と赤ちゃんのケアが不十分になりそうな人

特に2人目以降の人ほど産後ドゥーラを使った方がいい。

自分ひとりで何とかしなくちゃと頑張りすぎて、壊れてしまうお母さんたくさんいるじゃないですか。

産後の母親の死因の第一位は産後うつによる自殺ですよ。

母親の命と健康はそのまま赤ちゃんの命と健康につながります。

夫が自覚をもって助けてくれるのが一番。

それが無理なら、高いけど、外部の人に頼りましょうよ。

私は頼って良かったと思っています。

1時間でも2時間でも赤ちゃんの心配をせずに一人で寝れる幸せをかみしめました。

新生児期の寝れなさ具合は想像を絶するつらさ。

そこで少しでも眠れるなら、3時間9000円は高くないと思えます。

さいごに

産後ドゥーラのリアルな体験談をお送りしました。

まだサービスが受けられる地域が限られているのが惜しいところ。

産後ケアを受けられるのが当たり前になるといいな、と思っています。

まとめ
  • 産後ドゥーラは産前産後の母親と赤ちゃんのケアをしてくれる
  • 費用は1時間3000円が相場のよう
  • 産後の睡眠確保のためなら高くないと思えるなら使うべき
  • 本当は夫が育休取るなりしてくれるのが一番