我が家ではこれまで長女、長男とも1歳前後から海外旅行に行っています。
赤ちゃんのはじめての海外旅行準備は今回の次男で三回目です。
が、5年前と2年前の記憶はそれぞれぼんやりとしていて、3回目だというのに色々調べては準備に追われている始末。
日常生活では役に立たない情報すぎて脳が記憶を消去しているにちがいない。
毎回調べてる。
万一4人目が生まれても多分ググる。
というわけで、これから赤ちゃんと旅行に行こうと考えている人に向けて、自分の記録を兼ねた記事をお送りします。
海外旅行には赤ちゃんでも必須のパスポート
0歳の赤ちゃんだろうが絶対に忘れてはならないのがパスポートです。
他の何を忘れても、パスポートとクレジットカード、スマホがあればたいがいは何とかなります。
パスポートだけは準備しておかなければ、日本から出ることさえできません。
20歳未満の場合はパスポートは5年間有効のものだけ作れます。
それでも、1歳頃につくった長女のパスポート写真は今とはまるで別人です。
そろそろ期限が近いこともあり、パスポートは0歳次男の新規作成と5歳長女の更新を同時にすることにしました。
まずは写真を準備しよう
赤ちゃんのパスポートを作るとき、最初にして最大の難関が証明写真の準備です。
大人であれば写真屋さんや証明写真機で撮影すれば簡単に作れますよね。
じっと座ってカメラ目線のできる5歳ともなればそれほど問題はありませんが、0歳児の写真撮影は大変です。
赤ちゃんの場合は白い布団の上などに寝かせた状態での写真でもOKということにはなっています。
が、影ができてしまったりまっすぐの姿勢になれなかったりして我が家の場合はうまくいきませんでした。
そのため、3人とも白い壁の前に座らせて自分のデジタルカメラで撮影、という方法をとりました。
長男と次男はお座りができるかどうか、ぐらいの時期に撮影したので、親の一人がカメラ係、もう一人は倒れないように赤ちゃんを支える係、という役割分担です。
親の手が映りこまないように気を付けながら、ともすると横へずずず…と倒れてしまう赤ちゃんの腰を支えます。
写真は連写でとにかくたくさんとりましょう。
支える係はおもちゃなどを使ってカメラレンズ近くに赤ちゃんの視線を持っていくのも大事な仕事。
長男の時はなかなかうまくいきました。次男はどうしても口が開いた写真しか取れず、妥協することに。
仕方ないですが、残念。
撮影した大量の写真からいくつか使えそうなものを厳選します。
カメラ目線で顔が正面、体がまっすぐになっているものを選びましょう。
もちろん笑いすぎや半目はだめですよ。
赤ちゃんにありがちな髪の毛が重力に逆らって立っているケースでは、髪の毛が全部映っていなくてもいいそうです。
写真屋さんで証明写真にしてもらおう
自宅にプリンターなどがあれば、4.5×3.5cmのサイズに調整して写真用紙に自分でプリントする方法でもOKです。
我が家はパレットプラザという写真屋さんにお願いしました。
厳選した写真データ入りのSDカードを持って行って
この中の写真をパスポート用の証明写真にしたいです!
と店員さんに伝えれば教えてもらえます。
店頭の端末を操作するのですが、標準で証明写真にする仕様ではないため最初に店員さんに声をかけることがおすすめ。
当初は良かれと思って自宅PCでサイズ調整したデータを持っていったのですが、聞いてみると元の写真のままの方がありがたいとのこと。
いい写真が取れたらそのまま写真屋さんにお願いするのが一番楽チンだと思います。
ちなみに、長女が赤ちゃんの時は、少し顔が傾いているけど口が閉じている写真と顔はまっすぐだけど口が開いている写真の2パターンでどちらがいいか悩みました。
結局どちらも証明写真にしてパスポートセンターの窓口で申請の時に相談しました。
写真のチョイスに迷ったらとりあえず全パターン証明写真にしておいて、申請の時に相談するのもアリですね。
パスポートの申請に必要な書類を準備しよう
新規作成でも更新でも、まずは一般旅券発給申請書が必要です。
これはパスポートセンターに行ってから記入してそのまま申請する人がほとんどでしょう。
折ったり汚れたりしたら機械で読み取りできず受け付けてもらえませんしね。
私は今回、あまりに混雑していたため申請書を持ち帰って自宅で記入して、申請は改めて出直しました。
次に戸籍謄本または戸籍抄本。家族のうち何人かで同時に申請する場合でも1通で大丈夫です。
我が家の本籍地ではマイナンバーカードを使ってコンビニで取得することが出来ます。
戸籍謄本にあたる「戸籍の全部事項証明書」を用意しました。
さらに本人確認書類も必要です。
大人の場合は本人確認のための書類として運転免許証やマイナンバーカードを使う方が多いでしょうか。
証明に使う書類の種類によって1点で良い場合と2点必要な場合がありますので、パスポートセンターの情報などでご確認ください。
赤ちゃんや幼児の場合の本人確認書類は保険証と母子手帳などが多いでしょうか。
うちはこの2点で申請しています。
コピーでは受付不可なので、必ず原本を持っていきましょう。
パスポート用に用意した証明写真も忘れずに。
申請の時に必要なものをまとめておきます。
- 一般旅券発給申請書(申請する場所でもらえます)
- 戸籍謄本または戸籍抄本(戸籍の全部事項証明書や個人事項証明書でOK)
- 本人確認書類(子どもはほとんど2点必要なので要確認)
- パスポート用証明写真
申請窓口に行こう
自治体によっても違うでしょうが、一般的に平日の午前中が空いています。
平日の夕方以降は混雑することが多いので、できるだけ早い時間がおすすめ。
申請してからパスポートを受け取れるまでに6営業日かかるそうなので、遅くとも欲しい日の10日前ぐらいには申請したいものです。
今回私が最初に窓口に行ったのが週明け月曜日の10時ごろ。
記憶にある中では最も混雑していて、整理券受け取りまでにずらーっと大行列!
推測ですが、あのまま並んでいたら終了まで2時間以上はかかったのではないでしょうか。
一旦あきらめて、申請書を自宅に持ち帰りました。
1日置いて、水曜日の9時半ごろに再チャレンジ!
したところ、、、めっちゃくちゃ空いてる!
月曜日のアレはいったい何だったんだ!?というレベル。
整理券に並ぶ人は1~2人だけ。
あっという間に整理券をゲットして、ちょっとトイレに行って戻ったらもう順番でした。
あまりに混みすぎている時は、一旦出直すのも選択肢かもしれませんよ。
受け取りの際の注意
申請は代理人(保護者)だけでできるのですが、受け取りには必ず本人が行く必要があります。
赤ちゃんであっても、です。
そのため、パスポートの申請者本人(子ども自身)と一緒に行きましょうね。
受け取りだけなら日曜日でも受け付けしていることが多いと思います。
アメリカに行く場合はESTA
赤ちゃんとの最初の海外旅行先として人気なのはグアムやハワイではないでしょうか。
治安や衛生状況が良く、日本人が多くて日本食やベビー用品も手に入りやすい。
言葉も英語で大丈夫ですし、何なら日本語が通じることだってあります。
何よりビーチリゾートで非日常を味わいながら赤ちゃんとのんびり過ごせたら最高ですもんね。
我が家も最初の子連れ海外旅行デビュー以来、ハワイ旅行にはまっています。
さて、ハワイもグアムもアメリカ領。
ということで出発前にはESTAの申請も忘れずしておきましょう!
ESTA申請の公式サイトは日本語で用意してあるため、説明を読みながら申請すれば間違ったり失敗したりすることはないでしょう。
有効なパスポートがないと申請できないことと、渡米の72時間前までに完了しておいた方がいい、ということが注意点ですね。
そのためにも、パスポートは早めに準備することが大事です。
ESTAの申請をしていないとどうなるか知っていますか?
空港の航空会社カウンターで、チェックイン(搭乗手続き)ができないんです!
慌ててチェックインカウンター前で申請しました。
スタッフの方から「1時間以上かかることもある」と聞かされ焦る私たち・・・
結果的には20分ほどで許可が下りたのでよかったのですが。
子連れ海外旅行にあると便利なグッズ
滞在場所や滞在期間、子どもの年齢によっても変わりますよね。
未就学児が複数いるケースとして我が家が活用している旅行用品などをご覧ください。
大きめで機動力が高いスーツケース
子連れ旅行といえば荷物が多いことで有名(?)です。
使い慣れたオムツ、ベビーフードやミルクや哺乳瓶、念のための着替えや体温調節のための羽織やご機嫌維持のためのおもちゃなどなど。
小さな子どもがひとり増えただけなのに、大人一人分よりずっとたくさんの荷物が増えます。
旅程よりも少し余裕があるぐらいの大きめスーツケースがおすすめです。
でも子どもを抱っこしたりもするわけで、車輪の転がりが悪くて思い通りに進まないとか、やたら重くて段差を持ち上げられないとかじゃ困るんです。
困るんです!
大きくて、思い通りにスイスイ動く機動力高めのスーツケース。4輪であることも大事。
これがないと海外旅行なんて行ってられませんよ、マジで。
良いやつは高いですが、そのぶん長く使えますから投資と割り切ってしまうぐらいがいいでしょう。
我が家愛用のスーツケースはこちら。
- リモワのサルサデラックス(63リットル、3~5泊用)
- サムソナイトの廃盤モデル(55リットル前後、3~5泊用)
どちらも10年ほどは使っていますがまだまだ現役。
少しでも機動力を高めたい我が家にとっては軽量なマルチホイールのサルサデラックスがベストな選択でした。
リモワもサムソナイトもどちらもスーツケース界のメジャーどころですよね。
どちらがいいかは好みだと思いますが、私は個人的にはリモワの方が好きです。
機内持ち込み用のバッグ
これも貴重品だけ~みたいに身軽にはいきません。
オムツやお尻ふき、ミルクや離乳食、着替えやおもちゃなどが必要です。
我が家では夫婦それぞれがリュックに自分のものと子どもたちのものを入れています。
リュックでないと両手があかず、抱っこひもを使えない上の子が寝てしまったときなどが大変なのですよね。。
日ごろからリュック党なので、いつもの使い慣れたリュックです。
加えて最近では全員分のパスポートや航空チケットといった貴重品を私が小さなショルダーバッグにまとめて持っています。
リュックにしまい込むと、いざ使おうとしてもすぐに取り出せず焦ってしまうので、別にしておくことで随分快適になりました。
子どもの年齢や性格、興味に応じたごきげんグッズ
海外旅行ということはたいていの場合飛行機を使うわけです。
飛行機は離着陸の時などシートベルト着用サインが出ていると席に戻って座らないといけません。
慣れない環境で子どもも緊張しますし、大きなエンジン音や気圧の変化で不機嫌になりやすいです。
赤ちゃんがぐずって泣いても立ってあやすことができないというのは、赤ちゃん本人も辛いでしょうし親にとっても結構なストレス。
周囲の人にも必要以上に迷惑をかけずにすむよう、事前に色々と『武器』を準備しておきましょう。
我が家の『武器』はこんな感じ。0~5歳児が対象です。
- ポータブルDVDプレイヤーとDVD数種類
- 子ども用ヘッドホン
- 新しい子ども向け雑誌(ふろくやシール貼りなどで遊べるもの)
- 白いメモ帳とミニクレヨンセット、三色ボールペン:お絵かき用
- 折り紙、シール
- 飴やグミ、小さいビスケット、ベビーせんべいなどのお菓子
- オレンジジュースなどのペットボトル
- 授乳ケープ
国際線では子どもに座席をとっていれば備え付けの機内システムで子ども向け番組を見ることもできますよね。
でも兄弟がいて一緒に同じものを見たいときもありますし、機内放送中に番組が一時停止して騒ぎ出すのも困るので、一応いつもDVDプレイヤーは持っています。
これが重くてかさばるので荷物が増えるのですが、武器レベルとしては最強です。
機内に準備してあるヘッドホンやイヤホンは、子どもにはサイズが合わず嫌がってしまうことも。
そんなときのため、子ども用ヘッドホンを用意しています。小さく音を出して見せることもありますけどね。
また飽きた時用という意味もありますが、耳抜きのために飛行機の離着陸時だけ特別にアメを食べさせたりします。←長女だけですが
2~3歳までは飴を食べさせるのも怖いので、耳抜き目的でジュースを少しずつ飲ませたりもいいと思います。
離陸前に飲み物をもらうのは難しいので、自分で準備してから乗るほうがいいでしょう。
本当は寝てくれるのが一番ですが、昼間の便で昼寝もしてくれないときのために色々と試した結果、今の武器リストに我が家は落ち着きました。
まだ子連れでハワイより遠くは行った事がありませんが、この装備で帰国の9時間ほどを乗り切ってきています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
子連れで海外旅行に行くには不安も色々あると思います。
事前の準備で気持ちを盛り上げつつ、少しでも快適に過ごせるといいですよね。
- 赤ちゃんでもパスポートは必要!早めに準備が吉
- アメリカに行くならESTAを申請しよう
- スーツケースはケチらずに大きめで動きの快適なものを
- 子ども用グッズは機内の不機嫌に備えるつもりで準備しよう