こんにちは。ぱわまむです。
旅行が好きで、子どもが生まれてからも家族であちこち遊びに行っています。
子連れ海外旅行で人気なのはハワイですよね。
我が家もハワイにはほぼ毎年訪れています。
楽しい子連れ旅行ですが、小さい子どもがいるとどうしても避けられないのが『突然の病気』。
今回ハワイ滞在中に子どもが病気になり、現地の病院を受診するというトラブルが発生。
色々調べつつ何とか受診して無事体調も落ち着いて帰国でき、本当によかったです。
海外での病院受診は初体験でした。(自分の病気じゃないけど)
病気の正体、受診先の病院、受診方法など実体験をまとめてレポートします!
夜中に突然子どもが『耳が痛い』と泣く中耳炎
今回病気になったのは、日ごろ風邪ひとつひかずピンピンしている保育園っ子の長女5歳。
アウラニ・ディズニー・リゾート&スパに滞在している最中のことでした。
全員ぐっすり眠っていた夜1時ごろ。
突然長女が泣き叫び始めたのです。
慌てて起きる夫と私。
怖い夢を見たのでもなければ虫が入ったのでもなさそう。
熱はなし。
ただ、片方の耳を異様に痛がって大声で泣きわめく長女。
長女は過去にも一度中耳炎になったことがあり、その時も同じように『夜中突然起きて泣きさけんで痛がる』のが始まりだったのです。
ひどく痛がって泣いてはいるものの、夜中に救急病院を受診するような病気ではない、と判断しました。
もちろん朝までの間に他の症状が出てきたり痛がり方がさらに悪化したりすれば、すぐにでも受診できるように心の準備だけはしておきます。
中耳炎の治療と病院受診までに自分たちでできること
念のため改めて調べたりはしたものの、中耳炎の治療については経験済みなのでよくわかっていました。
- 抗生物質を飲む
- 鼓膜を(一部)切開する
通常は抗生物質の処方だけですが、ひどい場合は鼓膜切開という処置を受ける必要があることも。
どちらにしても病院を受診して、医師に耳(鼓膜)を見てもらわないことには診断も確定しませんし、治療もできません。
ひとまず、痛がる長女に対して、夜中のホテルであっても自分たちでできることを行いました。
過去中耳炎になったときにかかりつけの耳鼻科で指導してもらったこと+アルファです。
- 痛い方の耳を上にして寝る
- 頭を少し高くして寝る
- 痛い方の耳のあたりを少し冷やす
- 痛み止め(カロナール)を飲ませる ←プラスアルファ
カロナール(粉薬)はかかりつけ医で子どもに処方されたものを『念のため』と持参していたものが役立ちました。
また、自宅では保冷剤で冷やしましたが、旅先のためタオルを氷水で濡らして絞ったものを当てると少し気分が落ち着いたようです。
あとはとにかく痛い方の耳(内部)に圧がかからないように、頭を高くしたり痛い耳を上にしたりしているうちに、何とか落ち着いて眠りについてくれました。
翌朝受診するつもりで病院を調べていたら、中耳炎について衝撃の事実を知り、不安になる私たち・・・
中耳炎だと飛行機に乗れないかもしれない!?
大人でもめちゃめちゃ痛くて地獄を見るはめになるという記事も見たりしました。
場合によっては航空会社に搭乗を断られることもあるのだとか。
今回たまたま発症が旅程の半ばだったことと、軽症だったことで助かりましたが・・・
旅行最終日やその前日なんかに重症の中耳炎になったりしたら飛行機取り直し&帰国できない(仕事休み続けないといけない)!?
考えたくありませんが、かなり大変なことになるのは間違いなさそう。
ハワイで実際に受診した病院『ワイキキ緊急医療クリニック』
まず、アウラニのあるコオリナ周辺の病院情報はネット上ではほとんど見つけられませんでした。
一方、ホノルルの病院情報はググればたくさん出てきますし、『日本語対応可』の病院もちらほら。
『Urgent Care Clinic of Waikiki(ワイキキ緊急医療クリニックー堀クリニック)』を受診
ホノルル在住の日本人や現地の人も通うという総合クリニック。
Dr.堀という『家庭医』の先生がやっている病院です。
この病院を選んだ決め手はこちら。
- 日本人医師(家庭医)
- 日本語HPあり
- 土曜日も朝8:30から診療
- 海外旅行保険受付可、キャッシュレス受診可
- レントゲンやクリニック内検査可、院内処方可
- ホノルル中心部の『バンクオブハワイ』の上にあり、タクシーで行き先を説明しやすい
アメリカの医療制度は日本とは違うので、小児科や耳鼻科の専門医を探すよりは『家庭医』をまずは受診するのが一般的。(救急病院を受診するような事態を除きます)
『家庭医』なら小児科や耳鼻科の一般的な病気はもちろん診察・治療可能でしょうし、万が一専門医を受診する必要があれば紹介してもらえます。
受診する日は土曜日だったので診療日も重要。
他にも条件に合う病院はあるかもしれません。
『バンクオブハワイ・ビル』というわかりやすい目的地のためタクシーに説明するのが楽、というのも地味に助かったポイントです。
診療開始時間の8:30に到着することを目標にして、7:45頃アウラニをタクシーで出発しました。
バンクオブハワイ近くのコンビニ(ABCストア)で時間をつぶしつつ、8時半前には病院に受診連絡の電話をかけたりして
8:30になったら『バンク・オブ・ハワイ』の3階にあるクリニックへ!
日本の病院をイメージするとびっくりするかも。
一見普通のオフィスといった雰囲気です。
他に患者さんはいなくて、一番のり。
院内はこんな感じ。
受付で色々書類を記入する必要があります。
今回は海外旅行保険に加入していたため、自分たちでの支払いは建て替えを含めて一切なし!
ものすごーく楽チンでした。
クレジットカードの付帯保険があるから加入しなくてもいいか~と以前は考えていましたが、小さい子連れ(特に乳幼児)で海外に行くなら絶対に加入がおすすめです!
診察はドクターが耳を耳鏡で覗いて「うん、中耳炎ですね。お薬出しておきます」であっさり終了。
それほどひどくないので飛行機は乗っても大丈夫でしょう、とアドバイスをもらいました。
クリニックで薬をもらってまたタクシーでホテルへ。
ちなみに帰りは45分かかりました。
処方してもらった薬はこちら。
アジスロマイシンという抗生物質。
ピンク色の液体(粉を溶かしてある?)飲み薬です。
後味がやや苦いようですが、全体としては甘くしてあるので娘もしっかり飲めました。
医師名はYasushi-John Horiとなっていますね。
日系人ドクターなのでしょうか?言葉はネイティブ日本語でした!
この薬を帰国後も含めて5日間毎朝飲んで、治療は完了。
飛行機にも無事乗れて、ホッとしました・・・
ハワイでの病院受診体験談【まとめ】
せっかくの楽しい旅行も、子どもの体調不良に適切に対処できなければ苦い思い出となってしまいかねませんよね。
幸いハワイのホノルルには日本人でも受診しやすい病院がたくさんあります。
ただ、ハワイはアメリカの中でも医療費が高額な州のようですから、保険なしでは驚くほど高額の支払いが必要になるかもしれないのです。
子連れで海外旅行に行くときには海外旅行保険への加入、常備薬の持参など、事前の備えをしっかりしていくのが重要だと改めて実感した旅でした。
参考になれば幸いです!